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夜寝る前に歯磨きをしなかったらどうなる?

夜に歯磨きをしないままいつの間に眠ってしまい、朝起きて「しまった!」という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

歯磨きをしないで寝ると、起きた時にとてもお口の中が不快になるものですが、実は夜寝る前の歯磨きというのはとても重要で、これを怠るとのちに激しく後悔してしまうことにもなりかねません。

歯磨きをしないで寝てしまう危険性

夜に歯磨きをしないで寝てしまう、といったことがたまにあったとしても、それほど問題になることはないかもしれません。

しかしそのようなことを頻繁に行っている場合、お口のトラブルの危険性が大きく高まります。

具体的に言うと、歯磨きをしないで眠ると、虫歯や歯周病のリスクが大きく跳ね上がります。
その理由として、睡眠中には唾液の分泌が低下してしまう、ということが挙げられます。

唾液はお口の中に十分にあることで、自浄作用や殺菌作用、免疫作用によりお口の健康を守っています。
また、再石灰化作用により、虫歯になりかけた歯の補修も行っています。

ところが、睡眠中には唾液の分泌が一気に低下し、このような唾液の効能があまり期待できなくなるので、虫歯や歯周病のリスクを大きく高めてしまうのです。

とくにこんな方は要注意!

夜にお酒を飲む人

夜によく飲みに行く、家で晩酌の習慣がある、というような人は、酔ってそのまま歯磨きをせずに眠ってしまいがちです。

お酒には利尿作用があり、尿がたくさん出ますのでお口の中がより乾燥してしまい、さらに虫歯や歯周病のリスクが高まります。

夜遅く食べる人

食事中や食後には唾液が分泌され、その後唾液の様々な効能が発揮され、お口の健康を保とうとする働きが起こります。

ところが、食事をしてから寝るまでの時間が短い場合、唾液の効果が十分に出ないまま睡眠に入り唾液が激減、その結果虫歯や歯周病を引き起こす細菌が激増してしまいます。

特に甘いものを寝る前に食べる習慣のある人は、細菌の餌である糖分が豊富な状態のままになるので、より一層リスクが高くなります。

夜寝る前の歯磨きは念入りに

虫歯や歯周病にかかる、もしくは進行する場合のほとんどは、夜眠っている間に起こっていると言われています。

それゆえ、夜寝る前の歯磨きはとても重要で、1日に1回、夜にしっかりと歯磨きをしていれば朝昼には行わなくても大丈夫、とも言われているほどです。

逆に、どんなに朝昼丁寧に磨いていても、夜に磨かなければそれは無駄になってしまいます。

夜ついつい歯磨きをし忘れてしまう、という方はくれぐれも注意してくださいね。

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